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『メ タ 心 理 学』バナー

発行元: メタ心理学研究所
#019: 2023.12.23

『メ タ 心 理 学』

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本場米国NLPの直伝を受けた著者は、元々欧米人仕様の成功法則として生まれた
NLPを日本人仕様に昇華した「メタ心理学」の開発に成功しました。メタ心理学
は、日本の伝統的な「和」の思考習慣を、「GAFA」を世界的企業に押し上げた
思考習慣にまでバージョンアップさせ、真のイノベータの輩出を可能にします。
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『「メタ心理学」第十九号: 12/18 開催済「セラピスト、カウンセラー、
コーチ向け『メタ心理学』オンライン ワークショップ」切り抜き
収録ビデオ情報 & 「メタ心理学者と心理カウンセラーの談話室 FAQ」』

 

皆さん、こんにちは。本号のメルマガは、メタ心理学研究所発行の第十九号です。

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(株)オフィス北岡、広報担当です。

本号は、『メタ心理学』第十九号です。

1.12/18 開催済「セラピスト、カウンセラー、コーチ向け『メタ心理学』
          オンライン ワークショップ」切り抜き収録ビデオ情報
2.「メタ心理学者と心理カウンセラーの談話室」FAQ
3.「書き下ろしエッセイ: NLP と『メタ心理学』の比較考」
          【8. アンカー機能: アンカーの上書き vs アンカーの初期化】

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1.12/18 開催済「セラピスト、カウンセラー、コーチ向け『メタ心理学』           オンライン ワークショップ」切り抜き収録ビデオ情報

12/18 に開催された第一回ワークショップは、定員 30 人のところ、満員御礼で、盛況のうちに終了いたしました。

ワーク申込者と参加者の方々にはお礼を申し上げます。

ワークでは、以下の三つの演習が紹介されました。

* 嫌な気落ちを瞬時に好転できる「コア フィーリング」
* クライアントの邪気をもらわないようにする「結界張り (フィルタリング)」
          ワーク
* 「胎内記憶」の川明先生が提唱する「息を吸う時に『喜び (ドーパミン)』を
          感じ、息を吐く時に『感謝』を感じる」という「喜び/感謝サイクル」
          メソッドを習慣化して、最大の効果を発揮できる「喜びと感謝で生きる」
          ワーク

Zoom ブレークアウトルームでの各グループ演習も好評を博しました。

本ワークの収録ビデオ (収録時間は 2h24m) に興味のある方は、以下の本ワークショップ紹介ページから「参加申し込み」をして、参加費を払っていただけたら、特別恩典がついた形で動画を特別閲覧できるようになっています。

https://www.kitaoka.co/231218/

ちなみに、本ワーク収録ビデオの「予告編」として、以下の 3 本の「切り抜き収録ビデオ」を作成して、YouTube で公開させていただきました。

* 切り抜き動画 #1 (6m): https://youtu.be/tXA7DwG6xV8
  (「メタ心理学」: 日本人でも西海岸の GAFA レベルの
  「イノべータ」に変容できるノウハウ!)
* 切り抜き動画 #2 (8m): https://youtu.be/7E7MKPYBAgY
  (PTSD/トラウマの原因は、扁桃核の暴走である!)
* 切り抜き動画 #3 (6m): https://youtu.be/_4rVFMDrkMo
  (fMRI: 「神の領域」に踏み込み、「見える化」に
  成功してきている神経科学の最強ツール!)

各切り抜き動画とも、興味深いワーク紹介の内容になっているかと思います。

ちなみに、今回のワークショップがかなり好評でしたので、二回目のワークショップの 1 月開催を企画しています。

暫定的ですが、「1/14 (日) 14:00 - 17:30」の日時開催を考えています。

日程を含むワークショップの詳細が最終確定したら、次号のメルマガで告知させていただきます。

よろしくお願いいたします。

ちなみに、次項の「2.「メタ心理学者と心理カウンセラーの談話室」FAQ」で、「切り抜き動画 #2 (8m): PTSD/トラウマの原因は、扁桃核の暴走である!」のビデオについてのさらなる解説がされています。

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2.「メタ心理学者と心理カウンセラーの談話室」FAQ

上記の 12/18 開催済「セラピスト、カウンセラー、コーチ向け『メタ心理学』オンライン ワークショップ」の最後の部分での質疑応答の箇所で、ある心理カウンセラーの方から「運命は決まっているのでしょうか?」の趣旨の質問を受けたのですが、私 (北岡) の「無意識ちゃん」(ところで、今後、私は、阪神タイガーズの岡田監督を模して、その口癖の「A.R.E. (アレ)」(もしくは、さん付けの「A.R.E. さん」) という呼び名で、無意識ちゃんを呼んでいきたいと思っています (笑)) の脳裏をかすめたのは、別の回答だったのですが、実際には、この回答をスルーして、ケン ウィルバーの四象限の話に進んでしまいました (この実際の質疑応答は、「12/18 開催済オンライン ワークショップ」の収録ビデオ本編に収められています)。

ただ、「A.R.E.」の脳裏を瞬間的にかすめた回答も、後で、実に興味深いと思いましたので、以下の「メタ心理学者と心理カウンセラーの談話室」FAQ の形で、ワーク後の、この方とのメール交信を引用させていただきたいと思いました。

【「メタ心理学者と心理カウンセラーの談話室」FAQ】

北岡 (TK): ワークショップでの「運命は決まっているのでしょうか?」というご質問に感謝いたします。

実は、あの「チョイスポイント」で、瞬間的に「A.R.E.」の脳裏を瞬間的にかすめたのは、別の回答だったのですが、このメールの場で、別回答をさせていただいてもよろしいでしょうか。

クライアント (CL): はい、ぜひお聞きしたいです。

TK: 実は、私は、世の中に運命があるかどうかは、「神のみぞ知る」だと思っています。

最近、私が開発したメタ心理学で「神的意識へのアセンション (再帰的上昇)」が可能である、と主張していますが (笑)、私は、人間は、肉体 (ボディ) をもっているかぎり「神 (スピリット)」そのものにはなれないにしても、「99.999...999%」の精度で、かぎりなく無限に神に近づくことはできる、と思っています。

この観点から言えば、私には、人間意識が、「現象界 (『ボディ』)」にいる時には「運命は決まっている」反面、「神的意識」 (私は、個人的には、「チョイスポイント上で『スプリット』(『メタあるいは神』) によって浄化された『マインド』」と定義できると思っています) にいる時には「運命を変えることができる」ように思えます。

ただ、人間が「チョイスポイント上での浄化されたマインド」として「運命を変えることができる」こと自体が、「超運命」の一部かどうかの議論の答えは、「神のみぞ知る」だと思っています。

以上が、私の回答ですが、この意味では、「刺激と反応の間にスペースがある」場合は運命を変えることができる一方で、「刺激と反応の間にスペースがない」場合は運命を変えることができない、と言うこともできるのかもしれません。

ただ、私は、究極的には、現象界で自分の天命が成就されれば、それがすべてだと思っていますので、これ以上の哲学的議論は「不毛」ようにも思え、その議論を続ける代わりに、私は、毎日日課にしている森林公園の散歩を通じて「4Te の現象界」としての自然を満喫することにしています (大笑)。

以上、極めて興味深い「A.R.E.」からの回答ですよね!!!

CL: やはり、「『刺激と反応の間にスペースがある』場合は運命を変えることができる一方で、『刺激と反応の間にスペースがない』場合は運命を変えることができない」に尽きるかもしれませんよね。

「刺激と反応の間にスペースがない」場合は、延々とカルマに追いかけられ続け、「六道輪廻」をさまよいつづけるしかないのでしょうね。

なので、ここは愚直に、「ピークエクスペリエンス体感ワーク」等のワークを、(ブルース リーの金言にある)「1万回のキック」のようにコツコツやりつづけて、「刺激と反応の間のスペースを広げる」ことをしつづける、これが一番なんだろうなと思いました。

TK: コメントに感謝いたします。その通りかとも思います。

CL:ちなみに、今回作成された「切り抜きビデオ」のうち、

* 切り抜き動画 #2 (8m): https://youtu.be/7E7MKPYBAgY
  (PTSD/トラウマの原因は、扁桃核の暴走である!)

の「03:00 頃から終わりまで」の箇所で、野原の蛇を前にした兎のお話をされていて、「PTSD/トラウマの原因は、扁桃核の暴走である」と主張されている部分が、極めて興味深いと思いました。この中で、「06:00 頃」にあるテロップ

「野原の兎は、扁桃核が『曖昧だが、迅速な』判断をすることで、生存率を上げています。大脳皮質の判断は『正確だが、即時的ではない』ので、その間に、蛇に食べられてしまう可能性が高くなります。」

について、さらに解説していただけますか?

TK: (神経科学者で、扁桃核の研究の第一人者のジョゼフ ルドゥーの、該当の兎の実験については、収録ビデオ本編に収められている私の解説を閲覧参照していただきたいのですが)、要は、ルドゥーは、「扁桃核」関連の神経系統回路は「ファースト トラック (高速車線)」で、大脳皮質の神経系統回路は「スロー トラック (低速車線)」と定義しています。

この中で、野原で棒切れを蛇と誤認しても、兎は (蛇に食べられることはないので) 死にませんが、蛇を棒切れと誤認することは (蛇に食べられてしまうので) 「致命的な結果」を引き起こすので、兎の「高速車線」の扁桃核の過剰反応は、結果的にはその生存率を上げる役目をしています。

ただ、このような下等哺乳類とは異なって、人間は、危険な野原やジャングルではなく、コンクリートとビル群の環境に住んでいるので、このような過剰反応をする扁桃核は、盲腸と同じで過去の遺物となっているのですが、残念ながら、過去の進化の過程で、下等哺乳類時代に身につけられた「悪き習慣」がいまだに残ってしまっているようです。

このことについては、以下の三点を指摘させていただきたいと思いました。

1) 以上の野原の兎の話を、あるクライアントにした時、「私は、大脳皮質の方が、冷静な状況判断ができて、より適切な対応が取れる、と思います」とおっしゃったのですが、その前提には「大脳皮質の方が『スマート』で、むしろ『高速車線』である」という考えがあるように思えました。

ただ、「生命存続に関わる、『想像上』ではなく、『実際』の緊急事態」を前にした時にどちらの反応が速いかと言うと、間違いなく、それは扁桃核です。

(ちなみに、「想像上の緊急事態」とは、扁桃核の暴走状態を意味しています。)

2) 実は、極めて大雑把に言ってですが、「扁桃核 ≒ 無意識」、「大脳皮質 ≒ 意識」と見なすことが可能です。

3) このことについては、たしか、ルドゥーは、「意識の役目は、扁桃核の暴走を止めることだけにある」という、極めて洞察が豊かで、極めて挑発的で、「パラダイム シフト」的な名言を残しています。

CL: 北岡先生の、このようなお話は、本質的かつ本格的ですから、ほんの数年学んで、各スクールから発行される、ペーパー上の資格や認定を取っただけで、「わたしはプロであり、初心者ではありませんから」と鼻を高くしている人には、自分がいかに無知で井の中の蛙なのかを痛感し、襟を正して真摯に学びなおすことを考える機会になるかと思います。

TK: コメントに心から感謝いたします。

改めて、もしかりに、「業界外の『ライフ コーチ』」として、こういう方々に「ブラッシュアップ ワーク」を提供させていただいて、業界の底上げを図るという私の「使命」を達成していける場があれば、私は、極めて光栄に思います。

ありがとうございます。

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3.「書き下ろしエッセイ: NLP と『メタ心理学』の比較考」
          【8. アンカー機能: アンカーの上書き vs アンカーの初期化】

私 (北岡泰典) の特別書き下ろしエッセイ「NLP と『メタ心理学』の比較考」が執筆されました。

これは、25 ページのエッセイで、以下 URL で閲覧できる「NLP と『メタ心理学』の比較考」リストにあるような 12 個の比較基準項目に基づいた NLP とメタ心理学と比較考察がなされています。

https://www.kitaoka.co/img/nlp_meta.pdf

本エッセイは、パスワード設定で北岡のサイトにアップされています。

閲覧に興味のある場合は、以下のページから「簡易登録」していただけたら、折り返し、受付メールで、特別限定ダウンロード法をお伝えさせていただきます。

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=eDpwAAmk

この際、私の過去 6 本のエッセイが公開されている URL もお伝えさせていただきます。

本エッセイは、パスワード保護閲覧の対象となっていますが、今号のメルマガから、一部とはなりますが、各比較項目に関して、一つ一つ私の解説を、再引用させていただいただきたいと思いました。

「NLP と『メタ心理学』の比較考」の一つ目の項目は「1. チョイスポイント: 含蓄的 vs 明示的」となっていて、実は、「NLP とメタ心理学の間の最大の違いは、『チョイスポイント (選択点)』が含蓄的か、演習として明示化されているか、の点にある」のですが、5 ページの長文の考察になってもいますので、本メルマガ上では、引用されないことにいたします。閲覧に興味のある方は、上記の「簡易登録」ページから無料登録してください。

なお、各比較項目の再引用の順序は、順不同とさせていただきます。

第四回目の今号のテーマは、【8. アンカー機能: アンカーの上書き vs アンカーの初期化】です。

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【8. アンカー機能: アンカーの上書き vs アンカーの初期化】

私は、常々、NLP では、「アンカーの上書き」 (前項7. で言及した「ある行動パターンを別の行動パターンで置き換える」ことを意味する「水平的変化」と関連しています) は可能であるが、「アンカーそのものの解消すなわち初期化」はできない、と考えてきています。

その中で、メタ心理学の創始後、私は、メタ心理学であれば、「アンカーの初期化」は可能ではないか、と思うようになっています。

この思いは、まだ、本章の項目 2. から 7. までの 6 項目の内容に基づいた「直感」の域を越えていなくて、今後の私のさらなる神経科学等の領域の研究過程のなかで、この直感の妥当性を証明していきたいと思っているところです。

ただ、一点、私が独自開発した「刺激と反応の間にスペースがある」テクニックについて、あるワーク受講者が、次のような、非常に興味深いコメントをされました。

「メタ心理学とNLPの違いに関連して、私自身が一番驚いたのは、『TOTEモデルの超越』でした。

NLPでは、『ブラックボックスからの出力が気に入らなければTOTEしまくれ!』という教えでしたが、メタ心理学では、『ボックスへの入力自体を変えられる』ことです。」

(「TOTE」は、「Test - Operate - Test - Exit」の略語です。「入力 → ブラックボックス → 出力」のメカニズムを説明するモデルとして提唱されています。)

このコメントについては、「NLPでは、『ブラックボックスからの出力が気に入らなければTOTEしまくれ!』という教えでした」に関しては、確かに、NLP では、「此岸 (すなわち、現象界) から Think from」しているので、「入力ありき」から始まっていて、そもそも論として、TOTE のブラックスボックスへの入力そのものを変えるという発想はなかった、と指摘することができます。

一方、メタ心理学の「刺激と反応の間にスペースがある」ワークでは、かりに TOTE そのものへの入力自体は変えられないとしても、その入力を生み出した「元の刺激」を特定することができるようになっていて、かつ、その刺激に出会っても従来の (扁桃核が関与している) 否定的な反応回路に進まず、そのかわりに、「ワクワク感」を感じるドーパミン分泌器官に進むことができるようになっている、という点において、間接的な意味合いで、「(TOTE) ボックスへの入力自体を変えられる」という表現には妥当性があると思います。

いずれにしても、上記のワーク受講者のコメントは、極めて重要な洞察となっていると思います。

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以上、「NLP と『メタ心理学』の比較考 #4」は、いかがでしたでしょうか?

本エッセイ「NLP と『メタ心理学』の比較考」の全文の閲覧に興味のある方は、以下のページから「簡易登録」していただけたら、折り返し、受付メールで、特別限定ダウンロード法をお伝えさせていただきます。

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=eDpwAAmk

よろしくお願いいたします。

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以上、今号のメルマガはいかがでしたでしょうか。




以上、ご不明点などございましたら、弊社まで気軽にお問い合わせください。

info@office-kitaoka.co.jp

以上、よろしくお願いします。

オフィス北岡事務局広報部
辻玲緒奈




以上、今号のメルマガはいかかでしたでしょうか?

ご質問ご意見がございましたら、忌憚なく info@kitaoka.co までお寄せください。


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北岡泰典紹介ビデオ: https://www.kitaoka.co/pv/

「メタ心理学者と ChatGPT の談話室」: https://note.com/metapsychology/


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