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発行元: メタ心理学研究所
#015: 2023.11.18

『メ タ 心 理 学』

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本場米国NLPの直伝を受けた著者は、元々欧米人仕様の成功法則として生まれた
NLPを日本人仕様に昇華した「メタ心理学」の開発に成功しました。メタ心理学
は、日本の伝統的な「和」の思考習慣を、「GAFA」を世界的企業に押し上げた
思考習慣にまでバージョンアップさせ、真のイノベータの輩出を可能にします。
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『「メタ心理学」第十五号: 新「北岡泰典特別書き下ろしエッセイ:
          NLP と『メタ心理学』の比較考」』

皆さん、こんにちは。本号のメルマガは、メタ心理学研究所発行の第十五号です。

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(株)オフィス北岡、広報担当です。

本号は、『メタ心理学』第十五号です。

本号では、以下のトピックがカバーされています。

1.新「北岡泰典特別書き下ろしエッセイ: NLP と『メタ心理学』の比較考」
2.「北岡『業界への遺産継承教材』感謝セール」について
3.「『自己啓発難民状態』と『真の成功者状態』の相違相関統合図」
          解説 その十

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1.新「北岡泰典特別書き下ろしエッセイ: NLP と『メタ心理学』の比較考」

私 (北岡泰典) の特別書き下ろしエッセイ「NLP と『メタ心理学』の比較考」が執筆されました。

これは、25 ページのエッセイで、以下の「NLP と『メタ心理学』の比較考」リストにあるような 12 個の比較基準項目に基づいた NLP とメタ心理学と比較考察がなされています。

本エッセイは、パスワード設定で北岡のサイトにアップされています。

閲覧に興味のある場合は、以下のページから「簡易登録」していただけたら、折り返し、受付メールで、特別限定ダウンロード法をお伝えさせていただきます。

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=eDpwAAmk

この際、私の過去 6 本のエッセイが公開されている URL もお伝えさせていただきます。

本エッセイは、パスワード保護閲覧の対象となっていますが、今号のメルマガから、一部とはなりますが、各比較項目に関して、一つ一つ私の解説を、再引用させていただいただきたいと思いました。

「NLP と『メタ心理学』の比較考」の一つ目の項目は「1. チョイスポイント: 含蓄的 vs 明示的」となっていて、実は、「NLP とメタ心理学の間の最大の違いは、『チョイスポイント (選択点)』が含蓄的か、演習として明示化されているか、の点にある」のですが、5 ページの長文の考察になってもいますので、本メルマガ上では、引用されないことにいたします。閲覧に興味のある方は、上記の「簡易登録」ページから無料登録してください。

なお、各比較項目の再引用の順序は、順不同とさせていただきます。

第一回目の今号のテーマは、「4. メタ: グラデーションなし vs グラデーションあり」です。

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【4. メタ: グラデーションなし vs グラデーションあり】

私は、過去、四十余年にわたって、精神世界 (瞑想)、NLP その他の研究を続けてきていますが、2000 年に英国で出版した CD-ROM ブック『CYBERBOOK: 悟りのための統合的認識論』その他で、NLP でいう「メタ」と、印哲、特に、私が過去徹底的に研究した「非二元論的ヴェーダンタ」のいう「観照者」(英語では「Witness」で、「絶対的観察者」を意味します) は、まったく同じである、という主張をしてきています。

私自身、1988 年に NLP を学び始めてから、「絶対的観察者」という表現に含蓄されているように、「『メタ』は純粋で絶対である」と見なすことはあっても、「『メタ』には段階あるいはグラデーションがある」という捉え方は、読んだことも、聞いたことも、考えたこともありませんでした。

その中で、最初に聞いた時は、繋がらなかったのですが、メタ心理学の創始以降、再考察をしたら、「『メタ』にはグラデーションがある」という結論を導き出さざるをえない「洞察」を、ある時、グリンダー氏からお聞きしまた。

私がグリンダー氏にさせていただいた以下の質問は、おそらく、2005 年に私が同氏を日本に招聘させていただいた時に、同氏との個人的な会話でなされたと記憶しています。私は、同氏に、以下のように伝えました。

「NLP 共同開発者のロバート ディルツは、過去私が参加したワークショップで、『メタ』としての付箋紙を床に置き、その後に、もう一枚の付箋紙を『メタメタ』として置いて、その後に、もう一枚の付箋紙を『メタメタメタ』として置いていくというふうに、永遠に、無限のメタを起き続けることができる、おっしゃったのですが、この (私がすばらしいと思った) モデルについて、どう思われますか?」

グリンダー氏の回答は、実に審美的で、さらにすばらしいものでした。

「(冗談的に) ディルツの方法だと、無限に付箋紙を使うので、製造会社の 3M を儲けさせるだけですね。私は、『ミニマリスト』なので、一つの付箋紙に『メタ』を置いたら、垂直に『メタメタ』、『メタメタメタ』と置いていきますね。」

上述のように、この回答をお聞きしたときは、直接的には繋がりませんでしたが、今の私は、これは、「『メタ』にはグラデーションがある」という結論を導き出さざるをえない「洞察」であると思っています。

(ちなみに、この「永遠に後退するメタ」については、興味深い比喩が二つあります。

一つ目は、ゲーデルの「不完全性定理」です。これは、ゲーデルが、数学的に「完全なる系は存在しない」ということを証明した定理です。

「不完全性定理」については、グリンダー氏が、『個人的な天才になるための必要条件』(北岡訳、161 ページ) で、アリゾナの砂漠の町ウィンスローで立っていて、カリフォルニアに戻るためにヒッチハイクしているケン キーシー (ジャック ケルアックの旅仲間で、グリンダー氏の友人) について語りながら、説明しています。

すなわち、キーシーは、自分が見ている光景をすべて描写できるが、自分自身を描写するためには、「メタ ポジション」に抜ける必要があり、そのメタ ポジションにいる自身を描写するためには、さらなる「メタ メタ ポジション」に抜ける必要があり、この過程は再起的に永遠に繰り返される必要があります。

この「ゲーデルの不完全性定理」をもとに、苫米地英人氏は、完全な系は存在しないことが証明されたので、神も完全ではなく、「ゆえに神は死んだ」と言っています。

二つ目は、鏡に関連した比喩です。

二枚の鏡を一定の角度に置いて、自分自身を見ると、自分の無数の顔が奥に向かって連続的に後退ながら映し出されますが、鏡と自分の位置との関係上、物理上、絶対に、「一番奥の顔」は見れないようになっています。私は、この一番奥の顔が「神」(印哲の言う「真我」) だと思っています。

また、私は、「ゲーデルの不完全性定理」が唯一適用されないのがこの「鏡の一番奥の顔」の「神」であると考えていて、苫米地氏の意見とは真逆で、この定理は、逆説的に、神の存在を証明したのでは、と考えています。

さらに、昨今、GAI (生成 AI)/ChatGPT の出現によって「シンギュラリティ」が起こるのでは、と言われているようですが、私は、この「鏡の一番奥の顔」の「神」は、現象界を超えた「何か」(印哲では、「絶対的意識」、「絶対的観照者」とも呼ばれています) なので、現象界で生まれた AI が「絶対的意識」、「絶対的観照者」になることは、論理的にありえないので、「シンギュラリティ」は絶対起こらない、と主張しています。)

ちなみに、メタ心理学の「『メタ』にはグラデーションがある」という主張は、本エッセイの【5. 参照経験: 過去の経験の複製 vs 新しい経験の創出】、【6. レモンの味の創出: 不可能 vs 可能】、【8. アンカー機能: アンカーの上書き vs アンカーの初期化】、【11. 再帰的上昇 (アセンション): なし vs あり】等の項目の議論の根拠となっています。

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以上、「NLP と『メタ心理学』の比較考 #1」は、いかがでしたでしょうか?

「NLP と『メタ心理学』の比較考 #2」(【5. 参照経験: 過去の経験の複製 vs 新しい経験の創出】および【6. レモンの味の創出: 不可能 vs 可能】) の解説については、ここをクリックしてください

本エッセイ「NLP と『メタ心理学』の比較考」の全文の閲覧に興味のある方は、以下のページから「簡易登録」していただけたら、折り返し、受付メールで、特別限定ダウンロード法をお伝えさせていただきます。

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=eDpwAAmk

よろしくお願いいたします。

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2.「北岡『業界への遺産継承教材』感謝セール」について

現在、私 (北岡泰典) は、「クローズド」の形で、【「北岡泰典業界への『遺産継承教材』感謝セール】を行なってきています。

これは、私は、これまでの、いわゆる「B2C」ビジネス業界を離れて、今後は、「B2B」および「英語市場ビジネス」業界で、広く社会的に活動していくことになったので、私が 2001 年に帰国して以来二十余年間蓄積してきたノウハウを、「遺産」として、業界に残させていただきたいと思ったので、行なっているオフレコの特別限定セールです。

私のこれまでの「書籍/ビデオ教材」包括的セット (収録時間は 140 時間以上)と「オンライン メタ心理学ワーク個人セッション (8H)」につきまして、人数・期間限定で「破格の購入費」でオファーをさせていただいているものです。

前号のメルマガでは、「『業界への遺産継承教材』感謝セール」の説明は、わかりづらい、という感想もいただきましたので、本感謝セールの「資料請求ページ」を作りましたので、本感謝セールにご興味があれば、このページにアクセスしていただけたら幸甚です。

http://www.kitaoka.co/sale_info/

以上、よろしくお願いします。

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3.「『自己啓発難民状態』と『真の成功者状態』の相違相関統合図」
          解説 その九

閲覧された方々からは「神回ではないですか」といった感想をいただいている「北岡特別書き下ろし新エッセイ『メタ心理学』誕生の経緯について」では、38 項目にわたる「『自己啓発難民状態』と『真の成功者状態』の相違相関統合図」を掲載して、その各項目 (実際には、11 番目から 38 番目の 28 個の各項目です) について、私の解説をさせていただいています。

本メルマガでは、特別に、この表を、以下からダウンロードできるようにさせていただきました。

https://www.kitaoka.co/img/vs_comparison.pdf

本メルマガの第六号から、各比較項目について、一つ一つの私の解説を、再引用させていただいていますが、十回目の今号のテーマは、「20. 意識と無意識のラポールなし vs 意識と無意識のラポールあり」です。

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【20. 意識と無意識のラポールなし vs 意識と無意識のラポールあり】

NLP の父である、催眠療法の世界的権威だったミルトン H. エリクソンは、以下の名言を残しています。

「身体的療法と心理的療法のいずれにおいても、クライアントがセラピストに来る唯一の理由は、その人の内部で、意識と無意識の間のラポールが欠如しているからです。

その人の内部で、意識と無意識の間のラポールが形成されていたら、その人は、そもそもセラピーに来る必要はないです。」

私は、エリクソンに「激しく同意」します。

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以上、「相違相関統合図解説 その十」は、いかがでしたでしょうか?

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以上、今号のメルマガはいかがでしたでしょうか。




以上、ご不明点などございましたら、弊社まで気軽にお問い合わせください。

info@office-kitaoka.co.jp

以上、よろしくお願いします。

オフィス北岡事務局広報部
辻玲緒奈




以上、今号のメルマガはいかかでしたでしょうか?

ご質問ご意見がございましたら、忌憚なく info@kitaoka.co までお寄せください。


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北岡泰典紹介ビデオ: https://www.kitaoka.co/pv/

「メタ心理学者と ChatGPT の談話室」: https://note.com/metapsychology/


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